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「………は?なあ、優希と善人って…その…」
え?優希はもう善人とその…そんな感じなのか?
「え?…2ヶ月くらい経ちますよね…それなら…」
雅臣の言葉に驚くけど、確かにそうだよな、善人なら別にいいし。
でも家に帰りにくい。
善人も若いしな…体力あるもんな。
「和希さん?僕、実は内緒で持ち込んでます。」
雅臣はニコニコしながら俺をバックルームに連れていく。
クローゼットを開けると上の収納に薄いけどマットと大きなタオルケットが置いてあった。
いつの間に…
「それは…」
「和希さんが休憩するときに少しでも使ってもらえてら嬉しいなって。
まぁ、夏だし、畳だし少しの休憩に寝転ぶのにちょうどいいかなって」
雅臣ははいはいっとマットを広げる。
どうやら今夜はここで休むらしい。
「じゃ、化粧落としてくるわ。」
俺はウィッグを取りTシャツ、ズボンに着替えて化粧を落としに行った。
ウィッグの跡が残った髪の毛は軽く濡らして誤魔化した。
明日の朝に風呂にはいるしな!
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