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明日も明後日もここにいて愛する人をそばで感じられる。
なんて幸せな日々なんだっ!
「あ、雅臣の茶碗買うか。今まで適当にあるのを使ってたけど。」
!!!
それはそれはまさに夫婦茶碗的なものですね!的なものではないですね、夫婦茶碗です!!
「はいっ!和希さんとお揃いのを買います!!」
僕の言葉に和希さんは…
ん?お揃い?……ま、いっか。と言っていましたけどなんか違いました???
とにかく、夫婦茶碗に浮かれてしまいます。
はぁー今夜は和希さんと一緒に眠れる!!
昨日はしぶしぶ布団に寝ましたけどね。
「雅臣、ベッド必要だよな?」
はい?ベッド?
「え。いりませんよ。和希さんと寝ますし。」
僕の言葉に和希さんは、え?って驚いてますけど、何です?
唯一前のマンションで買った僕のベッドは置いてきた。大家さんもありがたがってくれたし。
「いや、俺のじゃ狭いだろ。
さすがに疲れるぞ?」
えぇーー!!!
「では!和希さん!買いましょう!
一緒に寝たいです!これは絶対にです!」
和希さんは僕の必死さに吹き出してますけど、同棲といったら一緒に眠るのが醍醐味ですよね?
「じゃ、俺のは雅臣の部屋に置くか。
俺の部屋のが少し広めだしな。」
「賛成です!ささ!早速運んで茶碗とベッドを買いましょう!」
和希さんは僕が何か言うと笑いますけど、僕は必死ですからね。
むしろ、僕は部屋なんかいりませんし。
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