番外編*僕と彼の新生活

10/28
430人が本棚に入れています
本棚に追加
/227ページ
ソファにゆっくり座った和希さんは 「義人を雇ってさ、思ったんだよ。一人でもバイトがいると楽だなって。」 ほほう…確かに僕が手伝えるのは短時間ですし。 最近は最後の片付けくらいしか出来ません。 一人で切り盛りするにもランチタイムは混んでいる。 そうなんです!和希さんのお店、めちゃ繁盛してるんですよ! しかも月に1度美女がママをする飲み屋って徐々に有名になってしまって。 意外にも若い子が来たりするんです! 僕は恋人ですから?そーんな若造に負けてるわけないんですけどっ! でも僕の和希さんがちょっと遠くに感じるんですよね。 心が狭いですか? どーぞ、そう思ってもらって構いません! 「雅臣???」 和希さんの困ったような笑顔……可愛いです。 「あ、いえ。決して見るつもりは!!いや、むしろ、聞いてから見ようと思いまして……」 人のものを勝手に見たなんて思われたくないです! 和希さんはくすりと可愛く笑ってくれましたけど…… にしても、イケメンでしたね。バイト候補君。
/227ページ

最初のコメントを投稿しよう!