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ソファにゆっくり座った和希さんは
「義人を雇ってさ、思ったんだよ。一人でもバイトがいると楽だなって。」
ほほう…確かに僕が手伝えるのは短時間ですし。
最近は最後の片付けくらいしか出来ません。
一人で切り盛りするにもランチタイムは混んでいる。
そうなんです!和希さんのお店、めちゃ繁盛してるんですよ!
しかも月に1度美女がママをする飲み屋って徐々に有名になってしまって。
意外にも若い子が来たりするんです!
僕は恋人ですから?そーんな若造に負けてるわけないんですけどっ!
でも僕の和希さんがちょっと遠くに感じるんですよね。
心が狭いですか?
どーぞ、そう思ってもらって構いません!
「雅臣???」
和希さんの困ったような笑顔……可愛いです。
「あ、いえ。決して見るつもりは!!いや、むしろ、聞いてから見ようと思いまして……」
人のものを勝手に見たなんて思われたくないです!
和希さんはくすりと可愛く笑ってくれましたけど……
にしても、イケメンでしたね。バイト候補君。
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