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日曜日は買い出しをする。
1週間の献立もなんとなく考えておく。
リクエストがあれば変更もあるし、なるべく無駄のないように考える。
「きよちゃん。俺荷物持ちするよ!」
「義人。今度、今の俺にそう呼んだらうちを出禁にするぞ。」
義人はひゃぁーごめんなさい!となぜか優希にすがりついている。
優希はため息を吐いて
「この能無しめ。」
ってなかなかキツい事を義人に言っている。
「もう!優希ってばドS!」
なんだこの二人。
義人は力があるから助かる。
家に帰えり、ちゃんと店の収支を書く。
ばあちゃんの店だ。
赤字は避けたい。
今のところ問題はないけど。
学費と店の家賃、光熱費、もろもろ確保してばあちゃんに渡している。
散々断るから通帳をつくってそこへ毎月入れている。
お金だけでも感謝を伝えたいし。
マサの本当のばあちゃんって事は疎遠な家族って竹之内家なんだよな。
複雑な家庭なのかな…
それでもマサはあんなに穏やかに育ったってばあちゃんと過ごしたからだよな。
あ、またマサの事…
「あー和希。雅臣氏の事考えてる、やっらしー」
「マッジ?!やっるぅー!」
はぁ。
優希、たまに鋭いよな、おっさんのくせに。
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