429人が本棚に入れています
本棚に追加
包丁を突きつけてる男はニヤついてる。
人を傷つけるなんてなんともないんだろう。
俺は睨むことしかできない。
奥の男がのんびり立って聞いてきた。
「君…ここの権利書知らないかい?」
権利書?
話さないでいるとグッと腕に力を込められた。
「痛ッ!!知らない。今は任されてるけど、俺は雇われてる。」
「あーばあさんにな。
ふぅーん。そっか。」
男は残念そうに椅子に座る。
「探せ。」
その言葉を待っていたかのように二人の男は壁紙まで剥がし出す。
「ちょっ…「動くと切れるよー。」
やめてくれ…
目の前の店の状態にゾッとする。
その時、店の扉が開いた。
え……
「マサ…」
最初のコメントを投稿しよう!