裏切りの真実。

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「伝言を預かっています。 読みます。お聞きください。」 伝言?!ばあちゃんから?! 「○○町の2丁目のパークマンションの1501号室にいます。 鍵を使って入ってください。 20時前にはマンションを出るようお願いします…という伝言を預かりました。」 ちょっと細かいけれど、これは間違いなくマサからの伝言に違いない。 20時頃に帰宅予定だからその前にはいなくならないといけない。 優希の夕飯もあるし、そんなに長居はしないけど。 マサには会えない…。 礼を伝えて電話を切った。 優希は授業中だけどメールを入れておいた。 『はーい。義人がまた勉強しにうちに来るってさ。 ま、月曜は雅臣氏来られないけどね~』 昼休みだからかすぐに連絡が入る。 優希はまた何も知らない。 はぁ。昨日からあまり眠れていないけど、きっとばあちゃんに会ったら安心できる。 行こう。 とにかく会って話がしたい。 俺はパーカーを羽織って家を出た。
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