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まだ13時すぎだ。
春の風が心地良い。昨日のあの店での出来事なんて嘘だと思えるくらい昼は明るい。
いつも自分が眠っている時間。
公園内では幼い子供と遊ぶ母親。中には父親もいる。
この大きな公園はよく来ていた。
駅は少し栄えていてるけど、離れればピクニックができる公園がある。
両親と来ていた。
あの頃、本当に穏やかだったな。
なんて思いながらも今の自分も嫌ではない。
料理で喜ばれて居場所がある。
って、昨日ぶち壊されたけど。
パークマンションは名前の通り公園のすぐ側にある。
地元ではセレブな人達が暮らしてるとか言われている。
まぁ、確かに縁がないな。
オートロック。部屋番号を押して鍵をまわす。
扉が開いてエレベーターがすぐに来る。
乗り込めばすぐに15階についた。
なるほど。エレベーターが開けばすぐに部屋だ。
テレビでこういうのは見たことがある。
やっぱりマサの家だと思う。
あいつ、良い暮らししてるんだな。
なんだか身分の差がチクチク痛むけど。
「ばあちゃん…？？」
奥の部屋だろうか。
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