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カチャ…
「…あっ。」
先客がいた。
俺がドアを開いたからすぐにこちらを向く。
だ、誰だ?!心臓がバクバク言う。
「君……もしかして和希君?」
「は、はい…」
そっかとその人はふわりと笑って部屋を出ていった。
わけが分からないけど…
「ばあちゃん…」
ばあちゃんは静かに眠っている。
…いきなり来たから休む時間とか知らなかった。起こすのも悪いし。
まだ時間はある。
大丈夫。ちゃんと話せる。
そのまま椅子に座って待つことにした。
――――――。
…ん。
ん?
はっ?!
な、何?!
いつの間にかベッドに寝ていた。
睡眠不足がこんな時に発揮された!
まずいっ!
な、何?!
……22時って…!!!
パニックだ。
まずい!まずい!
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