裏切りの真実。

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マサの発言が嘘ではないのは分かる。 なんと言っても雄の象徴がまっすく天に向かって立っている。 ソレに体を貫かれると思うとゾクッとした。 お互いの肌が触れ合えば、それが合図だったかのように抱き締め合う。 シャワーを出しながらもお互いの体を泡まみれにさせてキスを交わす。 「んっ…んあっ…ハァ…マッマサ…」 「んっ…」 …ん?! まずいっ! ガバッとマサの体を離す。 「えぇーお預けですか?」 バカか! 「ちがっ…優希…店…てか、誰が俺をここに?!」 何も連絡してない。店は仕方ないけど、優希だ!あいつは明日も学校だ。 マサはふぅと息を吐いて 「優希君は義人君の家にお泊まりです。 僕に兄をよろしくと… 和希さんへの伝言は……ごゆっくりだそうです。」 は? 「…マサ、俺は男しか無理だけど、お前は…」 「和希さん。この状況で言います?」 もう恋愛にご無沙汰すぎて分からない。 しかもノーマルな男と… 「…でも…」 「でも…禁止です。 僕は和希さんだから欲してるんです。ハッキリ言ってキスだけで反応する相手なんていなかった。 それに自分のソレがこんなになるなんて…」 恥ずかしくなるほどマサのソレは立派で初めて見るサイズだ。 「俺…俺のがハマって離れられなくなったら…」 不安だ。 こんなに惹かれてるなんて。 こんなに好きに… 「僕のこと、好きですか?」 「…はぁ?!好きじゃなきゃできねーだろが!」 ――!! あーなんか今、言ったな、俺。 「僕も好きです。」 …この天然!人たらし!!
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