裏切りの真実。

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「ちなみに祖母のそばで眠る和希さんを見つけたのは兄で…僕が家に連れてきました。」 連れてきた?! 俺の顔を見てマサはふふっと笑い 「お姫様だっこです。」 なんだその満足そうな顔は! 「起きた時、お兄さんがいたぞ。」 「あ、飲み物を買いに。寝顔は見るなって言っておきました… って続きいいですか?もう限界です。」 …泡まみれな男二人が… マサはサーッと泡を流す。 「ベッドに行きましょう。体が冷えちゃいます。」 「…んっ。」 チュッとバードキスをされてバスタオルでくるまれた。 マサは腰にタオルを巻いて俺の手をひく。 全く迷いがない。 「え、あのマサ「雅臣って呼んで下さい。マサだとてらさん達と同じで…くくっ。」 「ま、雅…おみ…雅臣!」 へ?と振り向く雅臣。 「あ、あの、あ、その…」 「平気です。必要なものはありますから。」 まじかよ。用意周到なのか…常にあるのか… 「和希さん用ですからね。」 あ、バレた。 ベッドに二人して横になる。 雅臣は薄い毛布を二人に掛ける。 「もしかして緊張してます?」 「す、するだろ!ひ、久々だし…」 「妬けますねぇー。何人です?和希さんとこうしたの…」 は?人数?!え、26歳でで3人て少ないかな、え。言うの?! 「お、お前だってだろ!」 「…そうですよね。でももう数字は増えませんね。和希さんでストップです。」 …たらしの天然な男に翻弄されるんだろうな。 「話は終わりですよ。 ほら、もう11時になります。 って和希さんは寝ましたもんね!」
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