裏切りの真実。

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確かに眠ったおかげで元気だ。いろんな意味で。 でも待て!待てって! 久々すぎて緊張しすぎてる。 「和希さん…」 横にいる雅臣と体を向かい合わせる。 雅臣の暖かい手が腰に触れる。 安心する。何もかも投げ出してこの時間を大事にしたいとまで思った。 雅臣だってきっとそうだ。 色んな事がこいつを苦しめてる。 なら一緒に苦しんで乗り越えたい。 目が合えば合図したかのようにキスを交わす。 もう遮るものなんて何もない。 「んんっ…雅…臣…ん…」 「ハァ…和希さん…大好き…」 舌を絡ませながらも名前を呼び合う。 今、二人がここに一緒にいるのを確認しあうかのように。 雅臣は腰から手を下にずらさしてきた。 「んっ…」 「おしり…ハァ…すべすべ…」 雅臣の手が触れた場所が熱くなる。 どこを触られても快感につながるよう。 ゴリッとお互いのモノが触れる。 先端から密が溢れてるから触れるだけでも気持ちいい。 「んっ…ハァ…雅臣…」 キスだって気持ちいい。 雅臣はおしりから手を動かして俺と自身のものの蜜を手に絡ませて上下に扱ってきた。 「ん…あっ…」 「和希さん…声…エロ…」 お前の右手のが充分エロい。 男が初なんだから少しはリード しなきゃと思ったけど無理だ。ものすごくドキドキする。 「はぁっ!…んんっ」 「ん、和希さんの…ハァ…声聞きたい」 雅臣の声、舌が絡み合う音、雅臣が扱う2本の音が耳を犯す。 「あっ!雅臣っ…」 俺だって雅臣の声を 「ん?」 「聞きたい…お前の声…ハァ…あぁっ!」 雅臣は俺から離れて俺を仰向けにした。 「ん?雅臣?」 「我慢できない!和希さんが可愛いすぎて」 可愛い?!
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