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僕は初めて男を抱いた。
和希さんの声、表情、反応。
どれも僕を虜にする。
水を取りに部屋を出た僕をまた不安に思っているかもしれない。
困ったな、どう言ったら納得してくれるだろう。
和希さん、あなたの体、最高です!
……体目的みたいかな。
和希さん、あなたの声、エロいです!
…体目的…。
あー。なんと思われても僕は和希さんの中が絡みついて気持ち良かった。
理性が吹き飛ぶ寸前ってあんな感じかな。
水を取り部屋に戻る。
案の定、和希さんはベッドで毛布にくるまって起きていた。
なにしても可愛い人だ。
僕は水を飲んだ。
「和希さんも飲みます?」
「…うん。」
ほら。“うん”も可愛い。
和希さんに近づいたら水を飲むために手をついて起き上がってくれた。
そのままさキスをする。
「んっ!……ゴクッ」
「もっと?」
「…うん。」
あー可愛いから!口移しで水を飲ませるのにはまりそう、僕。
もういらないのか和希さんはまた体を沈めた。
僕も一緒に布団に入って和希さんにかぶさりキスをする。
「んっ…まっ…んん…」
漏れる声がたまらなくエロい。やらしい。
この声を聞くと僕、元気になります。
「和希さん…」
「んっ…ハァ…まさ…!!」
「ん?なんです?…あ、僕の息子、元気になってしまいまして。2回目いいですか?」
和希さんの太ももに当たっているから気付いたはずだ。
僕、初めて復活しました。
女性とは絶対に2回なんてしなかったのに。
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