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支度できたら来てねーと部屋を出た明正さん。
服は…あ、あった。洗濯もしてある。
雅臣だ。
あいつと昨日…
すごく、ものすごく愛し合った。
あんなに心が揺さぶられるようなセックスは初めて。
雅臣みたいなタイプは初めてだ。
穏やかで心地よい。
雅臣がちゃんと言葉で伝えてくれてるからだ。
“和希さん、大好き!!”
頭の中が雅臣でいっぱいになるのをやめる。
服を着て切り替える。
ばあちゃんに会うんだ。
リビングへ行けば
「お、用意できた?さ、行こう。」
明正さん15のボタンを押してエレベーターに鍵を差す。
「あ、俺、たしか明正さんの…「アッキー」
「…アッキー…さんの鍵持ってます。」
ポケットに…ない。
「それはもうもらったよ。
で、次はこれね。」
渡された鍵。
もしかして…
「雅臣のね、渡しておいてってさ。
和希君ならいつでもウェルカムってな、変態め!」
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