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彼女は落ち着かずに机の中や裏を覗いてみたり、
ロッカーに頭を突っ込んでみたり、
黒板消しを物珍しそうに見たかと思うと叩いて粉にむせていたりした。
せわしなく、忙しく、あわただしく、でも喜々としている。
ちょうど宝探しをする子供のような感じだ。
って言うと聞こえはいいけれど、ぶっちゃけおかしな人だった、おかしな人のように見えた。
わたしは、自分の穏やかな朝の時間を壊されたのを不快に思う…
…わけではなく、ただ嵐が過ぎるのを待つように見ないふりを決め込む。
見てはいけないと思ったのだ。
でも、気付くと目に入ってしまって、おまけにどっしりと目の中に居座っているからタチが悪い。
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