6月1日
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「早いね」 ドアを開けた彼女の言葉。 わたしに向けて投げられたであろうその言葉を、わたしは受け取り損ねてしまった。 彼女は、落ちてしまった自分の言葉なんか気にも留めずに、黒曜石みたいな瞳でもって教室を見回していた。 見覚えのない制服をまとっている。 黒い襟に黒いスカーフのセーラー服。 不思議な転校生なんてありきたりだなぁと思いつつ、関わらないようにしようとどこかで考えていた。
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