いち

4/14
前へ
/370ページ
次へ
 ニャーニャー 「お前お腹すいてるのか?」  ニャーン 「ちょっと待ってろ」  近くのスーパーへ急ぎ、猫用の缶詰めを買う。 「ほら、こんなのしかないけど、食え」  猫は少し警戒し、クンクンと匂いを嗅ぐ。  が、口はつけてくれない。  俺は手にそれを乗せ、近づけてやる。  と、やっと少しずつではあるが食べてくれた。  そして時間をかけてすべて食べ終わると、俺にすり寄ってきた。  どうやら俺に懐いてしまったらしい。  
/370ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1375人が本棚に入れています
本棚に追加