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内部監査があるため
書類チェックしケアプランの穴がないかを確認
だらだらと残業だ
うちの会社は管理者、ケアマネ、計画作成は
残業代は出ない
ならばと
だらだらと遊びながら残業する
内部監査なんてなければ
定時に帰れるのに
めんどくせぇやな
ｹﾗｹﾗと煙草を吸いながら
ケアマネと雑談
チェックも一通り終わり
帰ろうとすると
ゆうからのライン
いつでも大丈夫でーす笑
俺はニヤリと笑うと
なべさんまた遊びっすか?
ひでえ人だよ
と
ｹﾗｹﾗとケアマネが笑う
ああ
言ってなかったか
俺は田辺 和樹
職場ではなべさん ナベチンと言われてる
ケアマネと別れ
歩きの帰り道
ゆうに電話する事にした
会話は想像以上だった
まず
ゆうはあまり自分からは話さない
だが
話したいという気持ちは伝わる為
少しずつ聞き出し
話をしていた
ラインとは正反対
可愛い感じはあるが
あまり笑わない子
という印象だった
会話はほぼ介護の話だったが
やたらと
変な家族さんとかいますか?
そういう人には
どう言えばわかってもらえるんですか?
と
真剣に聞いてきたのを
今でも覚えている
それよりもだ
俺が感じていた違和感が
警報を鳴らしていた
それは
ゆうの笑い方だった
感情のない笑い方
誤魔化しているわけではなく
自分を守ってるように
俺は感じた
仕事柄もあるが
俺は小さい頃から
大人やまわりの顔色を伺い過ごしてきた
それが嫌で非行に走った時期もあった
人の心理がおもしろく
それを利用して遊んでいた頃もあった
腐れ縁には
女をもて遊ぶ悪魔と言われてたがな
まあいい
とにかく俺は
ゆうの笑い方が気になって仕方なかった
から笑いする度に
どうした?
と何度も聞いていた
なんですかぁ!?
照れながら笑うゆうに
この笑い方とさっきは違う
俺への警戒心なのか
それならば納得できる
だが…そうとは思えなかった
だから俺は
ゆうをご飯に誘ってみようと思い
今度飯でも行く?
怖かったり嫌なら適当にながしてな
ゆうは
迷う事なく
いいんですか?いきたいです!
ここで俺は確信した
この子は危険だ…と
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