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「───あ、あ、あ」
壁に手をついて立った晴明が高い声を上げる。
細い腰を捉えた保憲が双丘を大きく割り広げ、後ろから舌を這わせた。
唾液をのせて解すように入り口をなぞって。羞恥に身悶える晴明を弄るようにわざと大きく水音を立てる。
「溶けてきたぞ……もう欲しいのか」
閉ざされた部屋の中には、いつの間に灯されたものか小さな燈台。
内腿を伝う雫がちらりと灯を映す。
「く───う、あ……っ」
つぷりと長い指を呑み込まされて、晴明の喉が反る。
くちくちと中を掻き回される度に抑えようもなく腰が揺らめく。
指で無理やり拡げられたそこに、見ていると教えるかのように息がかかる。
舌と指で執拗に攻められて。ぽたりと床に落ちたのはうなじからの汗なのか、昂ぶりからの雫なのか。
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