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彼は私の身体に視線を走らせたあと目を閉じて大きく息を吐き、シャツの首元のボタンを外しながら屈んで私の身体に唇を寄せた。
彼の熱い息が肌に近づくのを感じただけで、身体の奥から反応が溢れ出てくる。
彼の唇が肌に触れただけで、全身がしなって抑えようもなく声が漏れ出てくる。
それは今まで自分でも聞いたことのないような声だった。
最初の夜、私は大好きな人との夜でないことに涙を流した。
でも今夜は泣かない。
ここに彼の愛がなくても、私が彼を好きだから。
ところが突然、彼が何か唸るように呟いて身体を起こした。
続いて私の身体にワンピースが無造作にかけられた。
何……?
私は最初何が起きたのか理解できず、ベッドに横たわったまま動けずにいた。
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