エピソード1

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ー☆ー☆ー☆ー 3年経った今でも、あの日の事は夢に見る。 これは同じ過ちを二度としないように自分への戒めだと思ってる。 けど……授業中に見るなんて…疲れてるのかな… ………もっかい寝よ… すると、ぼーっとする頭をもう一度叩かれた。 ………さっきよりも強く。 「おいっ!お前今、もう一回寝ようとしただろっ?!」 「………チッ」 「なっ!今舌打ちしやがったなっ!?」 「………うるさいな…。なんか用?」 授業中に寝ている生徒を起こしに来たのだ。 なんか用も何もある訳が無い。 まぁこっちとしては、わかってて言ってんだけどね。 「てめぇ……あとで職員室来い。」 「え。やだ。」 「…………拒否権ねぇんだよ」 あ、これマジなやつだ。 これ以上からかったら、キレるな。 もう、やめとこ。 「先生、早く授業してくださーい」 「うるせぇ」 バシッ …………3回目。……痛いなぁ、もう。
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