エピソード1

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「おねぇちゃんっっ!!!」 「来ないでっ!!!昂っ!!………うっ…ッ」 「………ッ?!……おねぇちゃんっっ?!!」 「……う、うわぁぁあああっっ!!!!!」 視界がまばゆい光に包まれ………… 「………ぃ、おい!」 「…………。」 「いつまで寝てんだっ、神城っ!さっさと起きろっ!」 バシィッ、と担任の加藤に出席簿で頭を叩かれる。 気がつけば目の前にいつもの教室があった。 夢、か………。 またあの時の……。 3年前に起きた14番地大爆発事件。 それを起こしたのは、私だ。 公にはされていないが……… その事件に巻き込まれ命を落とした人間は4人。 須藤梓とその娘のゆかり、教師の真壁先生、 そして偶然その場に居合わせた私の弟の昂。
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