エピソード1

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ある日、私はノルティ第一魔法学園11年生の主席として、 その時担任だった真壁明(まかべ あかり)先生と任務に出ていた。 といっても、一般の生徒は参加は出来ないため見学だったが。 その時の任務は、B級アンデッド3体の討伐。 たった3体。………3体の…はずだった。 現場に着いた時、唖然とした。 目の前には廃屋からぞろぞろとザコが湧いて出てき、 気がついた時には退路すら塞がれていた。 クライアントのミスだった。 低級のアンデッドは群れをなす。 そのため数体見つけたら、 すぐにでも討伐しなければ被害が大きくなってしまう。 それを知っていたクライアントは、すぐに依頼を出した。 しかし、その時にはもう遅かった。 私達は完全に孤立した。 ザコ相手だからと油断していた。 真壁先生は優秀であったが、実践で先陣を切るタイプではない。 その上、私というお荷物があったのだ。 戦況は火を見るよりも明らかだった。
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