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「うぁ! やめっ! ……ぁああ!」
もう、声を堪えることはできなかった。
男相手でも、それが桂でも、ここが職場で学校で、いつも仕事をしている化学科準備室の中だとわかっていても、抑えられないほどの強烈な快感だった。
先端を丁寧に舌で舐められ、竿を強く吸われると、先走りが恥ずかしいほど漏れた。
もういつでも達してしまいそうだ。
「あっ、やっ、うぁん……」
女みたいな喘ぎ声も、自然と漏れ出る。
「もう……やっ、出るぅっ!」
佐和がそう叫んだ瞬間、桂の唇がパッと離れた。
今まさに吐き出そうとしていた佐和は、寸止めを食らわされ、焦れて桂を睨んだ。
「なん、で……?」
恥じらいもなく、ねだるように。
桂が自分の唇を舐め、いやらしく笑う。
きれいな桂の口を汚したのが、自分のはしたない先走りだと思うと――また快感が走った。
「まだまだ、ですよ佐和先生」
「え? なに?!」
桂は佐和を後ろ向きにし、両手を机につかせた。
「あ!」
尻を隠していた白衣を捲くられ、裸の尻がむき出しにされる。
もう恥ずかしいことなどないと思っていたのに、また強烈な羞恥に襲われる。
それは強い快楽を、佐和にもたらした。
桂は自分の中指を舐めて濡らすと、佐和の尻にあてがった。
「はうっ!」
直に秘孔を撫でられ、佐和の背は大きく反った。
「ここで感じないと、BLの醍醐味がわからないでしょう?」
「や! ちがっうぅん!」
「違うって……なにがです?」
「び、BLはエロじゃ……ない……ん」
(こんな時に俺は……なに言ってんだ?)
桂が、プッと噴き出した。
「そうなんですか? じゃあお尻を弄られて、前からダラダラと涎を垂らしてる佐和先生は、残念ながらBLじゃないってことですね?」
「いっやぁ、ゆうなぁ!」
後ろの穴を撫でられながら腰を揺らし、自身はパンパンに膨らんでいる。
桂は右手でじれったく秘孔を弄り、左手で佐和の幹を優しく扱いた。
どちらの手も、腹が立つほど巧みで――。
「……んっ、あぁ、はぅ……」
佐和は気絶しそうなほど――感じた。
「小っちゃい穴が、ピクピクしてますよ? そろそろ……入れちゃいます?」
「だ、ダメッ!」
「でもほら……パクパクして、俺の指に食いついてきそうですけど?」
「そ、んなこと……ないぃ……」
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