腐男子先生のアブない青春

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 必死で問い詰めてくるのは、慕っている桂と、佐和の関係を勘繰っているからなのかもしれない。 (海枝は、深山先生のことが好き……)  そう思って――胸がチクリと痛んだ。 「ば、バカ……。なにもあるわけないだろ」 (なんか、ヤな気分だ……)  まだ怪しんでいる海枝に「早く準備やっちまわないと、昼休み終わるぞ」と促して、自分も忙しそうに準備を続けた。 (海枝が、深山先生を好き……)  そう考えるたびに胸が引きつるが、佐和にはその理由が思い当たらなかったので――ひたすら無視した。
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