腐男子先生のアブない青春

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(ほんっとに調子だけはいいんだよな……)  そう思いながら、佐和は小さく鼻を啜った。  帰っていく川上の広い背中を見つめ、強く願う。  どうか川上の中間テストがうまくいくように、と。  この時、佐和は初めて、こんな自分も教師なのだと自覚した。  自分はちゃんと教師なのだ、と。
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