482人が本棚に入れています
本棚に追加
狼「…え?」
リゼッタ「この依頼はね、制圧とかじゃないんだよ、殲滅。」
イリーナ「ロウのもといた世界では、殺人はどんな理由があろうと重罪だったね?
ここでは、違うんだよ。
今回みたいな依頼の場合は、超法規的措置が認められてる。」
なるほどね…
人殺しかぁ…
狼「うーん。」
イリーナ「戦闘時の気の迷いは致命的な隙になる。
もちろん、無理強いはしないし、私も殺人を正当化するつもりもない。」
狼「いや、大丈夫。
この世界で生きるなら、そのあたりも慣れなきゃいかんね。
姉御やリゼッタ…というより、この世界では普通なんだろ?
別に俺は正義のヒーローになるつもりはないし、偽善者ぶるつもりもない。」
リゼッタ「ロウ君…」
心配そうに俺を見るリゼッタ
狼「リゼッタ、そんな顔しなくたって大丈夫だよww
その辺は割り切れるさ。
姉御も。
大丈夫だよ俺はw」
イリーナ「…わかった。
ギルドでもこういう依頼はあるからね。
ロウの言う通り、慣れは必要だよ。
じゃ、出発しよう」
最初のコメントを投稿しよう!