学童保育と妹たち

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「あのね、今日クラスでね」  と言う小梅は、おませだ。 「××くんと●●ちゃんが手を握り合ってたの。囃したてられても、××くん、僕の彼女だから、て言って堂々としてた」  いやだ、そんな小学生。 「素敵ねー」  とうっとりする小梅。 「恭子も恭子もー」  と言う千春の妹の恭子は、元気いっぱいだ。 「恭子もそんな彼氏欲しいー」  と言うので、高満が言った。 「ぼ、ぼぼぼぼ、僕が恭子と付き合ってあげるぞぅ。いろんなところへ連れていってあげるし、お小遣いだって弾むぞぅ」  お小遣いと言うだけで、いかがわしい関係に聞こえてしまう。
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