the King of Kings

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「貧血を起こしたんですよ。」 「貧血?」 そうだ。急に目の前が真っ暗になったんだ。 「暑かったですからね。もう少し休んで 下さい。」 「はい。」 ふと疑問が湧いた。 「熱中症ではないんですね。」 「違います。あなたが担架で運ばれる 様子はばっちりテレビに映りましたがね。」 「は?」 そのとき、金髪の看護師が医師に向かって 告げた。 「Her husband has come. 」
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