金のスニーカー銀のスニーカー

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誰かに声をかけられた。 いつの間にか、いかにも浮浪者という出立ちの男が目の前に居た。 何故か全身ずぶ濡れで。 「あんた誰?」 「私はスニーカーの神さ・・・くっちゃくっちゃ・・・まだ。」 「はっ?神さ・・・ま?」 どっからどう見ても浮浪者でしょ。 髪はボサボサで伸び放題。 服もボロボロ。 いつから風呂入ってないんだよと突っ込みたくなるような異臭が漂う。 ・・・・・・・・・? あれ? こいつの履いてるのってさっきのスニーカーじゃないか? 確かに池に落ちたと思ったのに。
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