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扉を開けると
サラリーマン風の男。
『新人サン?』
とズカズカ入ってきた。
「今日入りました」
遥が答えると、ふーんと言いながら煙草を吸い始める。
『ちゃんとサービスしてや』
「頑張ります。」
『頑張ってや~』
タイマーを合わせている途中から客の手は遥の体を探り始める。
強引にキスされ、乱暴に服を脱がされた。
胸の辺りを舐められ、気持ち悪さが遥を襲う。
《マヂいや!!!!》
そぅ思っていると遥の腕をつかみ起こす。
『じゃ~頑張って!!』
客の下半身に顔を押し付けられ、奥まで押し込まれた。
喉まで突かれ遥はえずいてしまう。
下半身から顔を離し咳込んだ。
『お前さ、それぐらいでえずいてたらこの世界やってけへんで?』
冷たい言葉を遥にぶつけ、また頭を持って押し付ける。
えずくと同時に悔しくて、悲しくてさっき我慢していた涙が溢れ出す。
遥の口の中で達した男は満足気に言う。
『何?泣くぐらい俺のデカかった??』
客じゃなかったら確実、手を出してしまいそうな発言。
我慢し、客を送り出す。
涙で化粧はボロボロ。
今日遥の心にはいろんな傷が出来ていった。
鏡を見ながら、1人で声を出し泣いた。
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