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ナオの携帯が鳴る。 画面を見てナオが少し笑った。   『もしもーし』   歩くペースが遅くなるナオ。 少し先を歩く遥。   電話が終わったのかナオが駆け寄ってきた。 遥の腕にナオの腕が絡まる。 テンションの上がったナオが遥に問いかけた。     『遥、最近ホスト行った??』 「和也の店以外行ってへんよ」 『何か、こぅお酒のみたいなぁ~とか!ない??』 「お酒なぁ、、、」 『久しぶりに違うホスト行きたいなぁとか!』 「ナオが行きたいんやろ(笑)」 『バレた??!(笑)ダメ?ダメ??』   少し和也に罪悪感があったものの、仕事を紹介してくれたナオのお願いだ。 「ちょっとだけ」 と言うと 『マヂ??じゃあ迎えに来てもらう』 と凄く嬉しそぅに携帯を開いた。   腕を組んだまま、楽しそうにナオが話ている。   『店の下まで来て~やって!ちょ~ダルい』 そぅ言いながらも遥の腕を引っ張り早足で向かって行った。
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