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「はいはい」
『遥~??浮気してる??』
「は??!」
『嘘嘘!!いっつもこの時間連絡くれるのにさ~』
「ゴメン!!しなあかんって思ってたんやけどさ、、ナオと一緒やから」
『ナオチャンといてるんや!!何してるん?』
いつも通りの和也。
風俗の事も、ホストに来てる事だって言えるはずがない。
「ご飯食べとるよ」
とっさについた嘘。
その嘘に和也は気づかなかった。
また罪悪感が遥を襲う。
『ブラブラしとらんと真っ直ぐ帰りよ!!』
と優しく心配してくれる。
その和也の一言一言に泣きそうになってしまう遥。
長い廊下の片隅で座り込んだ。
黙っている遥に
『遥??』
和也の声が耳元をくすぐる。
「うん。早く帰る!!仕事頑張ってな」
『おぅ!!帰ったら抱っこしたるでな』
「変態!!!」
『変態でええわ(笑)んじゃ!!切るで』
「うん。」
切れた携帯の画面を見つめ、ため息をついた。
《私、何やってんやろ、、》
立ち上がり店に戻って行く。
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