4 「じしん」にグラリ

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週末の翌日。 いつも通りに、洗濯機を回しながら掃除を終え、 ブランチに、いつもの朝と同じにコーヒーとトーストをモソモソ食べる。 その間に、洗濯機が止まった事を知らせてきて、 私は、仕上がった洗濯を持ってベランダに出た。 時刻は、すでに10時半を回っている。 良く晴れた空は、相変わらず力強い太陽に白っぽく輝き、 どこからともなくセミの声も聞こえてくる。 そんな、夏真っ盛りを感じつつ洗濯物を干し始めて間もなく、 防災癖の向こうから、ひょいっと先輩の顔が現れた。 「よぉ」 いきなり現れた先輩に、一瞬ギョッとしつつも短く挨拶を返す。 すると、食事はしたかと尋ねられた。 「あっ、はい。さっき、済ませました」 ふぅーん。 なんか、ちょっぴり気の抜けた声で返事が返ってくる。
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