第2話 『現実』

7/12
前へ
/54ページ
次へ
ひなた 「こころさんはいつまで?」 こころ 「どうでしょう?一週間か一年か、永久か・・・」 あかり 「何勝手に来てるの?別れたはず・・」 こころ 「いや、俺はさ、別れるつもりなし・・」 あかり 「あんた、下手じゃん、早いし・・」 こころ 「そこは・・頑張ります・・ので・・」 ひなた 「祖父祖母の相手もしてよね」 こころ 「うわ・・」 〇 とあるドラッグストア 店頭 駐車場     老婆の荷物を持って、停車している車に来るあかり。 あかり 「お客様、この車ですか?」 老婆  「おう、ここ(トランク)に入れて」 あかり 「は~い、運転してきたの?お婆ちゃん」     運転席を見ると、誰か座っている・ あかり 「何だ、誰か居るじゃん・・」 老婆  「ま~君またせたの」     と、助手席のドアを開け乗り込む。     走り出す車、見送るあかり。     車が引き返して、店に戻ろうとするあかりの前に停車する。 老婆  「(窓を開け)これ」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加