第2話 『現実』

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    と、あかりに飴を差し出す。 あかり 「あっありがとうございま・・・」     走り去る車。     〇 道路 翌早朝     軽自動車を運転するあかり、助手席にこころ。 あかり 「なんで、私が送り迎えしなきゃいけないの?」 こころ 「新幹線通勤も悪くないね、満員電車より楽」 あかり 「朝はいいよ、帰りまで・・めんどい」 こころ 「英会話レッスン中」 あかり 「聞けよ・・、方言のレッスンもしろ」     道路の前が渋滞している。 こころ 「今日どうした?、そこに寄せて、駅すぐだから・・」     待機場に停車するあかりの車、こころが降車して早歩き。     あかり道路の並んだ車を見ると、4~5台前の横断歩道にうずくまる人影。     あかり人影に近づく、介護する男性にうながされ横になる老婆。 あかり 「あっ、昨日のお婆ちゃん!」     あかり、老婆に声をかける。 あかり 「どうしたの?どこか、ぶつけたの、痛い?」 老婆  「・・・うぅ」      XXX     到着した救急隊員が老婆に声をかける。
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