第3話 『寅馬』

3/11
前へ
/54ページ
次へ
キョウカ「言えない、てか自分で思い出して! あかり 「・・・」 キョウカ「私が知ってるのは半分噂だし、小さくて詳しいことは判らないんだ」 あかり 「・・・」     と、ポーチから取り出した写真。 キョウカ「これしかなかった、目ぐらいしか写ってないけど・・」     あかり、その写真を見て、固まる。 キョウカ「あかり?ダイジョブ?」     キョウカに写真を突き返すあかり。 あかり 「ヤバイ!脳天が・・」 〇 あかりの家 居間     居間で話す、こころとひなた。 ひなた 「やっぱりトラウマが・・・あのことは私達みんな封印した、真斗君もどこに     居るか判らない、だからあかりには、思い出さないでほしいの・・」 こころ 「そうですか・・僕はどうしたら・・」 ひなた 「あなたは、支えてあげて、あかりを・・」 こころ 「僕、どっちかて言うと、秘密は隠せない性格でして」 ひなた 「あかりが思い出さないようにしてくれればいいの」 こころ 「トラウマって・・」 ひなた 「心理学者じゃないから、分らないけど、写真とか手紙とか見せない・・・」 こころ 「それは、もう見てって・・」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加