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〇 海の見える岸壁(島) ある夏の日
岸壁に着いた連絡船、クレーンで降ろされる客など。
あかり、海を見ると、虹がかかっている。
あかりの話 「私は笹嶺 灯(あかり)、二十一歳、幼馴染から手紙が届いたから、この島に来たのですが・・」
〇 回想 あかりの部屋(都会) 数日前
あかり、郵便物をテーブルに投げる。
あかり 「あぁ~無職か」
XXX
スマホで会話するあかり。
母の声 「派遣切り!、首なの?」
あかり 「そう、もうそっちに帰ろうかな」
母の声 「わかった、いつでも帰ってらっしゃい」
あかり 「うん、じゃあね(切断)」
テーブルの手紙を見る。
二通の封書。
あかり 「え、誰から?(裏を見て)二通共、島?の住所、どこ?」
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