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一通目の手紙を読む。
あかり 「今日、二分の一成人式のタイムカプセルを開封しました、10歳の時自分宛てに書いた手紙です。なのに、真斗はあなた宛ての手紙を入れてました。だからこの手紙と一緒に送りました。もし真斗君に連絡できるなら、三十歳の自分宛に手紙を書くように伝えてください」
ユリカの声「私の住んでいる島は、とても小さな島です。小中学校一緒で真斗は、中学まで一緒でした。黙って転校して今はどこにいるか判りません。友達はみんな島を出てしまいました。私は今、家族でやっている民宿を手伝っています。代筆母」
二通目の手紙を読むあかり。
XXX
スマホで会話するあかり。
母の声 「筒海真斗?あぁ、確か小1の時一学期だけクラスにいた子、年賀状来てたよね」
あかり 「覚えてないよ・・」
〇 回想戻り 民宿(島) 夏の日
釣宿のロビーにあかり。
ユリカ 「いらっしゃいませ」
と、ソファーに案内する。
あかり 「あの、ユリカさん?」
ユリカ 「そうです・・」
あかり 「わたし、笹嶺あかり・・です」
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