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ユリカ 「真斗は、また来るよ・・」
あかり 「えっ?ここに?」
ユリカ 「・・・」
あかり 「これね・・」
と、バックから手紙を取り出す。
あかり 「真斗君の手紙、送ってくれたよね」
ユリカに手紙を見せる。
ユリカ 「(うなずく)」
あかり 「ユリカちゃんが見つけてくれたんだよね、成人式にタイムカプセルから・・」
ユリカ 「うん」
あかり 「真斗君、自分宛ての手紙は無かったの?」
ユリカ 「うん」
あかり 「ね、ユリカちゃんは、なんて書いてたの?」
ユリカ 「真斗のお嫁さん・・」
あかり 「好きなんだね、今でも」
XXX
(ドアをノックする音)
ユリカ母「(入ってくる)本当にいいの?」
と、布団を抱えている。
ユリカ母「お客様なのに、ユリカの部屋でって・・」
あかり 「すいません、私一人で寝るの寂しくて・・・」
ユリカ母「そうよね、女の子一人旅だもんね、この旅館はほとんど釣り客だから、
どう世話していいか分からなくてゴメンね」
あかり 「明日、お父さんが釣り船に乗せてくれるって、釣り初めて」
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