第1話 『探求』

7/10
前へ
/54ページ
次へ
〇 点描 島の見晴台 夕方 夏     夕日を見るあかりとユリカ、いくつかのシーン。 〇 とあるアパート側の家(どこかの街) 玄関 後日 初秋     民家の玄関前にあかり。     玄関の戸が開くと、老人が応対する。 あかり 「すいません、このアパートの家主さんと聞いてきたんですが・・」 家主  「そうですが、あなたは?」 あかり 「お聞きしたいんですが、ここに住んでいた筒海真斗さんのことなんですが、     今どこに居るかご存知じゃないかと?・・」 家主  「知り合い?借金取りじゃなさそうだが」 あかり 「はい、友達です、昔の」 家主  「困るんだよな・・こっち」     と、玄関を出て、あかりを案内する。     そこは駐輪場。 家主  「これ・・」     一台のスクーターバイクを指差す。 家主  「置きっぱなし・・、取り来てくれないかな?邪魔なんだけど、売るには書類     いるし、捨てていいなら・・・」 あかり 「はぁ・・でも連絡先知らないんです・・」 家主  「(チェ)」
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加