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〇 点描 島の見晴台 夕方 夏
夕日を見るあかりとユリカ、いくつかのシーン。
〇 とあるアパート側の家(どこかの街) 玄関 後日 初秋
民家の玄関前にあかり。
玄関の戸が開くと、老人が応対する。
あかり 「すいません、このアパートの家主さんと聞いてきたんですが・・」
家主 「そうですが、あなたは?」
あかり 「お聞きしたいんですが、ここに住んでいた筒海真斗さんのことなんですが、
今どこに居るかご存知じゃないかと?・・」
家主 「知り合い?借金取りじゃなさそうだが」
あかり 「はい、友達です、昔の」
家主 「困るんだよな・・こっち」
と、玄関を出て、あかりを案内する。
そこは駐輪場。
家主 「これ・・」
一台のスクーターバイクを指差す。
家主 「置きっぱなし・・、取り来てくれないかな?邪魔なんだけど、売るには書類
いるし、捨てていいなら・・・」
あかり 「はぁ・・でも連絡先知らないんです・・」
家主 「(チェ)」
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