第14章 試験結果

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-------- 二回目を終えた俺はギルド員に言われた通りロビーへ戻ると酒場の一角が生徒の待機場所になっていた。そこに近づいて行くと俺を呼ぶユーリスの声が聞こえたのでそちらに向かった。 ユーリスの隣にはミレも座っており傍にはレン先生が立っていた。まだリクとリーアは終わっていないらしい。試験の説明をしてくれたレン先生が特殊エリアは人形に調整を入れるので時間がかかると言っていたのでそのせいだろう。 レン先生から受けた説明によると、二人を含め残りの数人を待ち全員が終わった後で結果が書かれた評価用紙を回収する。回収した試験結果をみてランク分けされギルドカードが作られ、それぞれの手元に配布されることになっているらしい。 とにかく全員揃うまで待つことになり待ち時間の間は周りと同じく試験はどうだったかという話になった。それぞれの武器に合わせた評価をされるので同じ評価でも大分違うが評価項目は攻撃と回避それぞれ10点が満点。 ユーリスは攻撃評価7で好成績だったがレベル5の人形の攻撃フェイントに引っかかって戦闘不能になるヒットを受け終了し回避評価4。 ミレは模擬戦同様投擲数の決まった武器で戦いながらも投げたものを再利用したりして攻撃評価5、レベル4でとうとうストックが切れてしまい避けるだけしかできずエリア外にでて回避評価5。 俺は一回目の失敗から自分の戦闘スタイルが発揮できず弱い攻撃を数当てて攻撃4、レベル5まで上がり思わず攻撃を受け流したい衝動に襲われつつ攻撃を避けていたらタイムアップで回避評価10。試験を二回受けた経緯を話したら凄い笑われた。 「あはっは!そりゃ残念だったなクレア!」 「笑いすぎだろユーリス・・・・・・大変だったんだからな。」 「ふふ、仕方ないですよ。っふふ。」 「ミレまで・・・・・・。」
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