第1章

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「先生が意図的に比率を変えたんだね。 でも苛めが無くなったのに、何でまだ変態行動を続けている訳?」 「私に対する苛めが無くなったからもう止めてくださいって言ったら、こう言われたわ。 君達の足を見ながら妄想していたら癖になっちゃって、止められなくなっちゃった。 それに、苛められているのは君だけでは無いからねって」 「くゥゥ――カッコイイ! その話しを聞かされたら、もう「止めろ」なんて言えないね、応援するよ。 頑張って! でも1つだけ疑問。 平日の深夜に、先生そんな所で何をやっていたのかな?」 「神待ちの女の子達の間で、スニーカーの神様って言われている人がいるでしょ」 「聞いたことがある」 「私の憶測なのだけど、スニーカーの神様って、先生の事だと思うの」 「何故そう言えるの?」 「だって、私に話しかけて来たとき持っていたバッグに、ブランド物のレディーススニーカーが沢山入っていたから。 この事は内緒にしてね、先生に迷惑かけると困るから、お願い」 「分かっているって。 寧ろバレンタインの日に、あの先生がそのチョコレートを受け取る時の顔が楽しみだ。 じゃ、あたし帰るわ、またね」 「ウン、ありがとう」
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