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火曜日の僕のランチのルーティーンはあい変わらずだ。
僕と、持ち込みランチをする彼女とその両親以外に、火曜日13時代のレギュラー客はいない。
大好きなひとが遠くに行って僕は何か変わっただろうか。
食事前に手を洗おうとしたら、彼女も手洗い場を使おうとしていた。母親のひざ掛けを持っていた。
ちょっと汚れちゃってね。彼女がそういった。吐物がついていた。
僕が洗います。お母さんの元に戻っては。
大丈夫です。父がいますから。
ところで、質問していいですか?
バースディーケーキのなかで、あなたは何になれると思いますか。
??
スポンジケーキ?
苺?
クリーム?
キャンドル?
それとも、箱?
ケーキナイフとフォーク?
...
箱、、、かな。
私は、クリームかな。
どうして?
クリームは、たいして華やかでない。
クリームのないデコレーションケーキはめずらしいかもしれないけれど、ただスポンジと苺を繋げてる。室温に出されると真っ先にあたたまりやすく不安定になる。
あなたの箱、想定どおりだよ。何かね。箱がないとケーキは持ち運べられず、誰にも祝うことがされず食べられない。箱がないケーキは崩れるし保冷剤も効かせられない。
でも何故。自分は箱だと思ったの。
最初はスポンジケーキかと思った。外から見えないあの感じが。
まさか箱やナイフの選択肢があると思わなかった。
僕は、ケーキになれない。土台ぽかったり、すぐ棄てられることを厭わない。箱はケーキの土台ではないけれど、箱のなかでケーキは安定できるんでしょう?
でも一体何故、僕が箱だと思うの?
ケーキになれない感じが(笑)何もかんがえなくてもおさまってる感じが。
それ無難、てこと?
んー、そう思うひともいるかも知れないけれど、無難ならさっさと棄てられるポジションにいないと思う。
(笑)
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