大丈夫、大丈夫

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「…あー、着いた着いた。 …ここエレベーターとか便利なもんねーから。」 「あー、うん。」 3階くらいなら、まあ階段でも。 5階まで行くとめんとくさいね、忘れ物とかした時。 「……俺、105室。」 「え、一階?羨ましすぎる。」 「…俺の名前しゅーごだから、じゅーごっぽいから、無理矢理代わって貰った。」 ちょっと、カツ揚げたんじゃないのシュウ。 「…ん、じゃあ後は一人で行きな…俺3階まで上がんのめんどい。」 105室の前まで俺を連れてきたクセにそのまま放置…俺、放置プレイは好きじゃねえよ…? 俺は小さく溜息をつき、階段を登り始めた。 「あー…」 二人部屋なのね…。 馬鹿高のクセに部屋はなんか無駄に綺麗で、ダイニングキッチンと風呂場が共有、寝室、つまり個室が二つある。 ……ちょうど良いし、寝ようかな。
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