332人が本棚に入れています
本棚に追加
「…あー、着いた着いた。
…ここエレベーターとか便利なもんねーから。」
「あー、うん。」
3階くらいなら、まあ階段でも。
5階まで行くとめんとくさいね、忘れ物とかした時。
「……俺、105室。」
「え、一階?羨ましすぎる。」
「…俺の名前しゅーごだから、じゅーごっぽいから、無理矢理代わって貰った。」
ちょっと、カツ揚げたんじゃないのシュウ。
「…ん、じゃあ後は一人で行きな…俺3階まで上がんのめんどい。」
105室の前まで俺を連れてきたクセにそのまま放置…俺、放置プレイは好きじゃねえよ…?
俺は小さく溜息をつき、階段を登り始めた。
「あー…」
二人部屋なのね…。
馬鹿高のクセに部屋はなんか無駄に綺麗で、ダイニングキッチンと風呂場が共有、寝室、つまり個室が二つある。
……ちょうど良いし、寝ようかな。
最初のコメントを投稿しよう!