Act 1 マンション・トリコロール

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「どうも…」  うつむきながらさゆは答えるが、 「気にしないでいいよ。お姉さんで3人目だから」  少年は屈託のない笑顔で言った。 「3人目?」 「鍵亡くしたって飛び込んできた人」  いたずらっぽく少年は笑った。 「そ、そうですか」  少しホッとしてさゆは言った。
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