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窓から外をながめていると、遠くに木野の姿を見つけた。
家から飛び出し木野に近づいてみると、どうやら両手に大きな荷物を持って居る様だ。
「木野お兄さん!お荷物持つよ!」
スズラギが両手を差し出すと、困った様に眉をひそめる。
「でもこれは重いでありまするよ。スズラギさん持てるでありまするか…?」
ひょいと袋の中を覗くと確かに、ジュースや果物といった少し重そうなものが入れられている。
(重いなら持てないかもしれない…。でも木野お兄さんの役に立ちたい…。)
暫く考えてスズラギだが、そうだ!と顔を輝かせる。
「じゃあ、半分だけ持つ!あたし力持ちだから大丈夫!」
そう言うと、半ば強引に荷物を半分手にとった。
……荷物越しではあるが、木野と手を繋いでいる様な感覚。スズラギは嬉しさから思わずスキップする様に飛び跳ねながら歩いた。
半分持った荷物がブンブンと振られ、木野の手も勢いにつられて大きく揺れた。
ーーー
ユニシアさん宅の木野 粉茸さんをお借りしました!
人と少し距離を取る木野さんと、人にベタベタくっつきたがるスズラギはとても対照的なので、どんなコラボにしようかすごく悩みました(´∀`)w
タイプが違う二人を描くのがとても楽しかったです!
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