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「アーネスト?入るよ?」
返事がないのを不思議に思いながらも、ピーターはそっと扉を開けた。
視線を走らせた先に、エドガーの姿がとまり、ぎくりとする。
2人は寄り添うようにしてベッドで穏やかな寝息を立てていた。
膝の上で眠るアーネストを守るように抱いているエドガーの姿には、彼を誰にも渡さないという独占欲が滲み出ていた。
一歩遅かったかと悔しく思いながら部屋を出ようとした彼の瞳に、棚に飾られたジャスミンの花が映った。
アーネストが自分で花を飾るようなことはないだろうし、きっとエドガーが持ってきたものだろうと思った。
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