Language of Flower

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エドガーがプディングをすくい、アーネストの口元に持っていく。 口内に広がる甘い香りと、とろけるカラメルの美味さに思わずぶるっと身体を震わせた。 と同時に、昨日から何も食べていなかった空腹に気付く。 「美味しい…!」 大きな瞳を更に見開き、キラキラと輝せてエドガーを見上げる。 「そうだろう?」 エドガーは満足そうに微笑んでから、今度は自分の口にプディングをひょいと入れる。 「うん、美味い」 「あ!ダメだよエドガー!風邪がうつっちゃう!」 慌てて言うアーネストに、エドガーはいたずらっぽくニヤリとした。 「君にうつされるなら本望だよ。」
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