RUINSの外へ!

3/11
前へ
/44ページ
次へ
「ま、兄弟もSNOWDINの町へ帰ってきてるぜ。いくらタフとはいえ、ちょっとは休まないとな。」 「ホントか!ふっふっふ、あいつに会うのも結構久しぶりだな。あたしが顔見せると、きっと驚くだろうなぁ…。」 アンダインは楽しそうに独り言を呟いている。 「よし!おい、ガキ!早く行こうぜ!」 そう言うと、アンダインは走って行ってしまった。 僕も走って追いかけようとした。 「ちょっといいか?」 その時、サンズが僕に話しかけてきた。 「お前さんからは何か不思議な感じがする。前の人間と違う、でも似たような何かをな。」 サンズが、急に訳の分からないことを話し始めた。 どういうことか、と聞いてみた。 「…あー、前の人間の話を聞いたことあるか?」 僕は詳しくは知らない、と答えた。 「じゃあ、ちょっとだけ教えてやる。」 サンズは、少し真面目な顔をして話し始める。 「もう聞いてるかもしれないが、あの人間はな、『決意』が強かったんだ。誰よりも、何よりもな。その決意で、あいつはタイムラインを自由に操れる力を持っていた。」 タイムライン? 僕はどういう意味?と尋ねた。 「あー、簡単に言うとゲームで言うセーブ&リセットができた訳だ。」
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加