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「ま、兄弟もSNOWDINの町へ帰ってきてるぜ。いくらタフとはいえ、ちょっとは休まないとな。」
「ホントか!ふっふっふ、あいつに会うのも結構久しぶりだな。あたしが顔見せると、きっと驚くだろうなぁ…。」
アンダインは楽しそうに独り言を呟いている。
「よし!おい、ガキ!早く行こうぜ!」
そう言うと、アンダインは走って行ってしまった。
僕も走って追いかけようとした。
「ちょっといいか?」
その時、サンズが僕に話しかけてきた。
「お前さんからは何か不思議な感じがする。前の人間と違う、でも似たような何かをな。」
サンズが、急に訳の分からないことを話し始めた。
どういうことか、と聞いてみた。
「…あー、前の人間の話を聞いたことあるか?」
僕は詳しくは知らない、と答えた。
「じゃあ、ちょっとだけ教えてやる。」
サンズは、少し真面目な顔をして話し始める。
「もう聞いてるかもしれないが、あの人間はな、『決意』が強かったんだ。誰よりも、何よりもな。その決意で、あいつはタイムラインを自由に操れる力を持っていた。」
タイムライン?
僕はどういう意味?と尋ねた。
「あー、簡単に言うとゲームで言うセーブ&リセットができた訳だ。」
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