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第3章 オーガー・ミル・リリィ
目を開けたら、真っ白な部屋で寝ていた。
なんで……?
あぁ、そうか負けたのか。
私はまだ代表とはいえど新入りに負けたのか……
沙良さんから聞いていたけど、あそこまでなんてね。
そう思うと、熱いものが込み上げて流れて行った。
「……っ、なんでよ、私、今まであんなに頑張ってきたのにぃ」
溢れるものを抑えることができず、次から次へと流れていく。
そんな時、扉が開いた。
沙良さんか……
今は話す気分でも無いし、一人で居たいから帰ってもらおうかな。
「ごめんなさい、沙良さん今は一人にしてくれない?」
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